追罰(読み)ツイバツ

デジタル大辞泉 「追罰」の意味・読み・例文・類語

つい‐ばつ【追罰】

[名](スル)
あとからさらに罰すること。
追討」に同じ。
「君のため、―を請ふ」〈平家・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「追罰」の意味・読み・例文・類語

つい‐ばつ【追罰】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あとから罰すること。また、あとからさらに刑罰を加えること。
    1. [初出の実例]「又伝聞、寧有追賞、而无有追罰」(出典:正倉院文書‐(年未詳)(773頃)七月二〇日・写経生等請暇并不参解韓国形見啓)
  3. ついばつ(追伐)
    1. [初出の実例]「君のため、追罰をこふ」(出典:平家物語(13C前)七)
    2. 「八幡太郎義家安倍の貞任をご追罰あって」(出典:謡曲・烏帽子折(1480頃))

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