退却(読み)タイキャク

デジタル大辞泉 「退却」の意味・読み・例文・類語

たい‐きゃく【退却】

[名](スル)戦いに敗れてあとへさがること。また、物事の成り行きが不利になってひきさがること。後退。「形勢不利とみて退却する」
[類語]退散退去退避避難よける避けるいなすかわらす外すれる外れる受け流す回避忌避敬遠逃避待避肩透かし

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精選版 日本国語大辞典 「退却」の意味・読み・例文・類語

たい‐きゃく【退却】

  1. 〘 名詞 〙 ことのなりゆきが不利になったりなどしてしりぞくこと。あとへひくこと。後退。比喩的に、発展していた物事が衰えることや、事業から手を引くことなどにいう。
    1. [初出の実例]「所作塩提、而不得彼堤堅、無所治事大炬等退却、而自勝宝八歳与少墾生自中尾立堺柱」(出典:石崎直矢氏所蔵文書‐延暦一二年(793)四月一七日・播磨国坂越神戸両郷解)
    2. 「散開せる分隊を退却せしむるには『後へ』の号令を下す」(出典:歩兵操典(1928)第一八三)
    3. [その他の文献]〔魏志‐少帝記註〕

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普及版 字通 「退却」の読み・字形・画数・意味

【退却】たいきやく

退く。

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