逆睹(読み)ギャクト

デジタル大辞泉 「逆睹」の意味・読み・例文・類語

ぎゃく‐と【逆×睹/逆×覩】

[名](スル)《「逆」はあらかじめ、「睹」「覩」は見る意》物事結末をあらかじめ推測すること。予測。げきと。「前途逆睹しがたい」

げき‐と【×睹】

ぎゃくと(逆睹)

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精選版 日本国語大辞典 「逆睹」の意味・読み・例文・類語

ぎゃく‐と【逆睹・逆覩】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「逆」はあらかじめ、「睹」「覩」は見るの意 ) 物事の結末をあらかじめ推測すること。予測。〔新撰字解(1872)〕
    1. [初出の実例]「騒乱鎮定の遅速と、今後の相場の騰落とは、逆睹(ギャクト)すべき限りにあらざるも」(出典報知新聞‐明治四四年(1911)一一月一三日)
    2. [その他の文献]〔諸葛亮‐後出師表〕

げき‐と【逆睹】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「げき」は「逆」の漢音 ) =ぎゃくと(逆睹)

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普及版 字通 「逆睹」の読み・字形・画数・意味

【逆睹】ぎやくと

あらかじめ知る。

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