透過(読み)トウカ

デジタル大辞泉 「透過」の意味・読み・例文・類語

とう‐か〔‐クワ〕【透過】

[名](スル)
すきとおること。また、通り抜けること。
八方難関を―し去らんと励みぬ」〈露伴・寝耳鉄砲〉
光や放射線などが物体内部を通り抜けること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「透過」の意味・読み・例文・類語

とう‐か‥クヮ【透過】

  1. 〘 名詞 〙
  2. すきとおること。通り抜けること。
    1. [初出の実例]「昔日往来八千度の金網裏を透過せぬ程に」(出典:報恩録(1474)上)
  3. 光や放射能などが物質の内部を通り抜けること。
    1. [初出の実例]「其体を透過する光線をして経路を屈撓せしむ」(出典:改正増補物理階梯(1876)〈片山淳吉〉中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「透過」の読み・字形・画数・意味

【透過】とうか

とおりぬける。

字通「透」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android