通語(読み)ツウゴ

デジタル大辞泉 「通語」の意味・読み・例文・類語

つう‐ご【通語】

通言つうげん1」に同じ。
通言2」に同じ。
「何とか此の社会の―の一つも振り廻してやろうと」〈荷風・すみだ川〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「通語」の意味・読み・例文・類語

つう‐ご【通語】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 語を通じること。ことばの意味を通じさせること。
    1. [初出の実例]「この大法眼道は、見仏道なり、これに法眼道あり、見仏道ありて、通語するに競頭来なり、共出手なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)見仏)
  3. つうげん(通言)
    1. [初出の実例]「是につけても金のほしさよとの下の句は、万国の通語(ツウゴ)か」(出典談義本・教訓乗合船(1771)二)
  4. つうげん(通言)
    1. [初出の実例]「冷物(ひへもの)相報じ〈浴堂内の通語〉」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)二)

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