精選版 日本国語大辞典 「速度」の意味・読み・例文・類語
そく‐ど【速度】
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日常生活では、速さspeedと同じ意味で使われるが、物理学では運動の方向と単位時間内に動く距離をさす。したがって速度はベクトル量であり、しばしば速度ベクトルとよばれる。速さは速度ベクトルの大きさをさすのに用いられる。数式では速度ベクトルは、ある瞬間における物体の位置ベクトルr(t)の単位時間に関する変化率
で与えられ、その方向は軌道の接線と同じである。物体の運動は大きく等速直線運動(または等速度運動)と加速度運動に分けられる。ニュートンの法則に従って、前者では物体に外から力が作用していないが、後者ではかならずなんらかの外力が作用している。等速円運動は速さが一定であるが、速度ベクトルの向きが絶えず変化しているので後者の例である。これは向心力の存在によるものであるが、このように速度ベクトルの使用は三次元空間における物体の運動の記述、分類に有用である。
速度ということばは、位置の時間変化だけでなく、広く他の量の時間変化を表すためにも用いられる。たとえば角速度、面積速度などである。前者は回転角度の時間変化であり、半径r、速さvの等速円運動の場合にはv/rで与えられ、一定である。後者は、運動する物体と力の中心とを結ぶ直線が単位時間につくる扇形の面積のことで、物体のもつ角運動量に比例する。これらの一般的な速度に対して、狭義の速度のことを線速度ということもある。
[阿部恭久]
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…さてギリシア的な強制運動の理論と,近代力学のそれとの根本的な差は,運動力が運動体に何を与えるか,という問題である。前者はそれを運動そのもの(つまり〈速さ〉)と考え,後者はそれを運動の変化(つまり〈加速度〉)と考えているからである。近代力学の成立はニュートンの運動法則の成立に重なるといってよいが,アリストテレスからニュートンまでの2000年の時間のなかで,古代世界,ビザンティン,イスラム,中世ヨーロッパを経て熟成した運動概念についてのさまざまな研究の歴史の延長上に,ニュートンの運動法則が存在する。…
※「速度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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