連なる(読み)ツラナル

デジタル大辞泉 「連なる」の意味・読み・例文・類語

つら‐な・る【連なる/列なる】

[動ラ五(四)]
たくさんのものが1列に並んで続く。切れずに続く。「車が道路に―・る」「遠く―・る山々」
会などに出席する。列席する。「式典に―・る」「末席に―・る」
関係者一人である。その団体などの一員である。「発起人の一人として―・る」「アララギ派に―・る歌人
関係が及ぶ。つながる。「国際的信用に―・る問題」
[類語](1並ぶ並び行列整列配列羅列縦列並列直列堵列とれつ隊列隊伍一列分列列立列する立ち並ぶ続く/(2参加加入加盟仲間入り参入参画参与参会参列入会出席飛び入り飛び込み加わる列する名を連ねる列席臨席顔出し出場出頭臨場親臨出御列座同席陪席相席同座お出まし出る末席を汚す/(3列する伍する

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精選版 日本国語大辞典 「連なる」の意味・読み・例文・類語

つらな・る【連・列】

  1. 〘 自動詞 ラ行四(五) 〙
  2. 一列にならびつづく。列をつくる。他につづいて並ぶ。列席する。
    1. [初出の実例]「百官(つかさつかさ)、〈略〉羅列(ツラナリ)て匝(かさな)りて」(出典日本書紀(720)孝徳即位前(北野本南北朝期訓))
  3. つながる。連続する。連繋する。仲間に加わっている。
    1. [初出の実例]「山阜連なり属(ツラナリ)て川田隘く狭し」(出典:大唐西域記巻十二平安中期点(950頃))
    2. 「イチモンニ tçuranaru(ツラナル) ヒト」(出典:日葡辞書(1603‐04))
  4. つれだつ。共に行く。
    1. [初出の実例]「同郷の者三人と烈(つらなり)て、水銀を堀る所に行ぬ」(出典:今昔物語集(1120頃か)一七)
  5. 合わさる。接合する。一つになる。
  6. そのことに関係する。関係が及ぶ。
    1. [初出の実例]「人手不足を切りぬける政策ともつらなるにちがいない」(出典:ソ連・中国の印象(1955)〈桑原武夫〉社会主義国の女性雑感)

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