遊覧(読み)ユウラン

デジタル大辞泉 「遊覧」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐らん〔イウ‐〕【遊覧】

[名](スル)見物して回ること。「島内遊覧する」「遊覧船」
[類語]遊山観光行楽探勝物見遊山漫遊周遊巡遊歴遊遊歴回遊旅行たび遠出行旅こうりょ客旅かくりょ羇旅きりょ旅路たびじ道中どうちゅう旅歩きトラベルツアートリップ

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精選版 日本国語大辞典 「遊覧」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐らんイウ‥【遊覧・游覧】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 遊びながめること。景色などをながめ楽しむこと。
    1. [初出の実例]「詩歌之会、遊覧之興」(出典:明衡往来(11C中か)上本)
    2. 「頼朝は、昼夜のゆうらんに、月日のゆくをわすれさせたまひけり」(出典:曾我物語(南北朝頃)五)
    3. [その他の文献]〔夏侯湛‐芙蓉賦〕
  3. 見物してまわること。
    1. [初出の実例]「登山望海。此間最好。不遠行。足以遊覧」(出典:続日本紀‐神亀元年(724)一〇月壬寅)
    2. 「御堂関白大堰河にて遊覧し給し時」(出典:古今著聞集(1254)五)
    3. [その他の文献]〔潘岳‐射雉賦〕

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普及版 字通 「遊覧」の読み・字形・画数・意味

【遊覧】ゆう(いう)らん

めぐりながめる。晋・孫綽天台山に遊ぶの賦〕是(ここ)に於て覽すること(あまね)く、體靜かにして心閑かなり。

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