精選版 日本国語大辞典 「運搬作用」の意味・読み・例文・類語
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流水や風、氷河、波などの力によって物質を運搬する作用。風は重力に抗して物質を運搬するが、流水は重力に従って物質を運搬する。急斜面上の物質は、流水が生じなくとも、重力の方向に斜面下方に物質を運び、崖錐(がいすい)などの地形をつくる。
河川の流水は、流速や河床の勾配(こうばい)などの要因によって、礫(れき)、砂、泥や流水中に溶解した化学物質を運ぶ。その運搬形式には掃流、浮流および溶流がある。掃流は、河床付近の砂礫を運搬する形式で、これには「滑動」「転動」「躍動」の三つの型がある。洪水時のように流速が増大すると大量の掃流物質を運び、その量は流速の6乗に比例する。浮流は、細砂やシルト、粘土などを浮遊させて運搬する状態をいい、洪水状態になると河水が濁るのはこのためである。溶流は、河川水中に溶解した物質を運搬するもので、出水時には掃流、浮流物質の量が多いが、通常は溶流物質が多く、年間を通じても溶流物質量がもっとも多い。
[市川正巳・村田明広]
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出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…このようにして深い谷が形成される。
[運搬]
河川に供給された岩屑などを流水が運ぶ作用を運搬作用という。水量が多く,勾配が急で,流速が大きい河川では,岩屑などを運搬する能力が大きい。…
※「運搬作用」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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