遠縁(読み)トオエン

デジタル大辞泉 「遠縁」の意味・読み・例文・類語

とお‐えん〔とほ‐〕【遠縁】

遠い血縁。また、その人。「遠縁にあたる人」⇔近縁
[類語]縁故縁者縁続き身寄り遠い遠遠しい縁遠い薄い疎遠懸隔開き無縁疎い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遠縁」の意味・読み・例文・類語

とお‐えんとほ‥【遠縁】

  1. 〘 名詞 〙 遠い血縁。遠いつづきあい。また、その人。⇔近縁
    1. [初出の実例]「遠縁(トホエン)の続きを頼みて、大和田の里なる蒲八が許へ到り」(出典人情本・恩愛二葉草(1834)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の遠縁の言及

【家】より

…したがって個々に独立した家計を営むものが一般的に近世の家と称することができるが,法的には親族も重要な意味を持っていた。親族は親類,遠縁,縁者に分けられ,親類は配偶者,直系血族のほか甥,従弟まで含まれる。武士が仕官などの際に提出する親類書にもその範囲までは含まれる。…

※「遠縁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android