( 1 )本来は「近いところ・遠いところ」を対比的に指したと思われるが、漠然と「各所」の意でも用いられた。
( 2 )平安時代以降は、主に和歌などに現われる。歌学書で意味が問題にされているところから、遅くとも平安後期には既に日常語ではなかったと見られ、語形の似た「あちこち」が出現する。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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