選定(読み)センテイ

デジタル大辞泉 「選定」の意味・読み・例文・類語

せん‐てい【選定】

[名](スル)多くの中から目的条件などに合うものを選び定めること。「委員選定する」
[類語]選択セレクト取捨選ぶふる選考選別ピックアップより分けるすぐる選び出す選び取る選り出す選出する取捨選択二者択一選り取り見取り抽出

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「選定」の意味・読み・例文・類語

せん‐てい【選定・撰定】

  1. 〘 名詞 〙 えらび定めること。多くのなかから目的にあったものをえらびとること。
    1. [初出の実例]「撰定日時之間、勘改之例不勝計」(出典:兼仲卿記‐弘安四年(1281)七月紙背(某申状))
    2. 「双方より委員を撰定し」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前)

せん‐じょう‥ヂャウ【選定・撰定】

  1. 〘 名詞 〙 叙位除目(じもく)に際して提出される申文について、外記がその内容を審査して、当否を判定すること。
    1. [初出の実例]「頭奉勅仰諸司所々、令申文、撰定奏聞」(出典:西宮記(969頃)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の選定の言及

【文化財】より

…なお周知の遺跡を学術調査や土木開発のために発掘するときは,事前に届け出ることを義務づけている。 文化財の大半は指定を受けることによって保護されるが,そのほかに〈選定〉という行為が行われている。一つは宿場町,城下町,農漁村などの伝統的建造物群保存地区を,市町村が都市計画または条令によって定め,その価値の高いものを文化庁が選定するものである(町並み保存)。…

※「選定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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