邪宗(読み)ジャシュウ

デジタル大辞泉 「邪宗」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐しゅう【邪宗】

人心を惑わす、有害な宗教邪教
江戸時代キリシタン宗をさしていう。邪宗門。→キリシタン
[類語]異教邪教邪法外道

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精選版 日本国語大辞典 「邪宗」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐しゅう【邪宗】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 不正、有害な宗旨、または宗教。邪教。
    1. [初出の実例]「結句は天台宗の碩徳と仰がる人々みなをちゆきて彼の邪宗をたすく」(出典:日蓮遺文‐開目抄(1272))
  3. 特に、江戸時代、幕府によって禁止されていたキリスト教をいう。邪宗門。
    1. [初出の実例]「十二月廿九日春岳邪宗被企候よし、道心者浄心長崎御奉行衆え申出候」(出典葉隠(1716頃)五)

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普及版 字通 「邪宗」の読み・字形・画数・意味

【邪宗】じやしゆう

邪教。

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