邪悪(読み)ジャアク

デジタル大辞泉 「邪悪」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐あく【邪悪】

[名・形動]心がねじ曲がって悪いこと。また、そのさまやそのもの。奸悪かんあく。「邪悪な心」
[派生]じゃあくさ[名]
[類語]奸悪奸佞陰険性悪悪辣悪性俗悪凶悪極悪悪い罪悪悪徳背徳悪行悪事悪逆巨悪諸悪暴悪卑劣陋劣ろうれつ狡猾こうかつよこしまさがない腹黒い腹汚い悪賢いずる賢い小賢しいずるいこすいこすっからいあくどいさかしいさかしら老獪

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精選版 日本国語大辞典 「邪悪」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐あく【邪悪】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 不正で悪いこと。また、そのもの、そのさま。奸邪。奸悪。
    1. [初出の実例]「断諸邪悪、修諸善行義」(出典続日本紀‐天平宝字三年(759)六月丙辰)
    2. 「理をも欲心をも打捨てて御座さば、末代邪悪(ジャアク)の時、中々御運を開かせ給ふべき者也」(出典:太平記(14C後)二七)
    3. [その他の文献]〔周礼‐地官・司救〕

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普及版 字通 「邪悪」の読み・字形・画数・意味

【邪悪】じやあく

不正をなすもの。〔周礼地官、司救〕民の惡・失を掌りて、之れを誅讓(責)す。

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