邪雲(読み)じゃうん

精選版 日本国語大辞典 「邪雲」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐うん【邪雲】

  1. 〘 名詞 〙 不吉な雲。災いが起こることを示すような雲。転じて、理知をおおいかくす悪念をたとえていう。
    1. [初出の実例]「時に臨んで、然るべくも申しつづけ給ひたれば、邪雲(ジャウン)も少し晴れ給ひぬらんと覚ゆるにぞ」(出典源平盛衰記(14C前)一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android