配収(読み)ハイシュウ

デジタル大辞泉 「配収」の意味・読み・例文・類語

はい‐しゅう〔‐シウ〕【配収】

《「配給収入」の略》興行収入うち、映画配給会社の純粋な取り分。特に映画界で使う。→興収

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精選版 日本国語大辞典 「配収」の意味・読み・例文・類語

はい‐しゅう‥シウ【配収】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「配給収入」の略 ) 映画産業で、上映館にフィルムを配給して得る収入。

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世界大百科事典(旧版)内の配収の言及

【映画】より

…県庁所在の都市の劇場および人口10万人以上の都市にある劇場の主要館にはおもに歩合契約の方法がとられ,その他の周辺劇場には単売契約がとられるケースが多い。興行者の水揚げ(興行収入)から上記の歩合,単売契約によって得た収入を〈配給収入〉(略して〈配収〉)という。配給形態としては,日本の映画企業は製作,配給,興行の3部門を総合的に経営しており,原則として他社作品を使用せず,全作品(全プロすなわち全番組)を同一会社の作品でまかなう専門館システム,すなわち〈ブロックブッキング(系統全プロ)〉方式がとられている。…

※「配収」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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