酔いどれ(読み)エイドレ

デジタル大辞泉 「酔いどれ」の意味・読み・例文・類語

えい‐どれ〔ゑひ‐〕【酔いどれ】

ひどく酒に酔った人。よいどれ。
「―のさまをせよ」〈藤村夜明け前

よい‐どれ〔よひ‐〕【酔いどれ】

酔っ払い」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「酔いどれ」の意味・読み・例文・類語

よい‐どれよひ‥【酔どれ】

  1. 〘 名詞 〙 酒にひどく酔った人。よっぱらい。えいどれ。
    1. [初出の実例]「本性を、忘れぬ酔どれ手足をなやし頤(おとがい)つき出し込上らふ」(出典浄瑠璃・源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)三)

えい‐どれゑひ‥【酔どれ】

  1. 〘 名詞 〙 ひどく酒に酔うこと。また、その人。よっぱらい。よいどれ。
    1. [初出の実例]「夫は彼の兄の、酔漢(ヱヒドレ)で在ります」(出典:滑稽本・欲の川乗合話(1822)七)

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