野原 四郎(読み)ノハラ シロウ

20世紀日本人名事典 「野原 四郎」の解説

野原 四郎
ノハラ シロウ

昭和期の歴史学者 元・専修大学教授。



生年
明治36(1903)年9月5日

没年
昭和56(1981)年1月3日

出生地
北海道札幌市

学歴〔年〕
東京帝大文学部東洋史学科〔昭和5年〕卒

経歴
昭和5年庚午会(歴史学研究会前身)結成に参加。13年回教圏研究所研究員となり、21年中国研究所創立と共に常勤研究員。41〜49年専修大学文学部教授を務めた。また32〜42年「歴史評論編集長著書に「アジアの歴史と思想」「中国革命大日本帝国」、共著に「中国現代史」、訳書郭沫若「中国古代の思想家達」、ガロディ「現代中国とマルクス主義」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野原 四郎」の解説

野原四郎 のはら-しろう

1903-1981 昭和時代の中国史学者。
明治36年9月5日生まれ。昭和7年結成の歴史学研究会に参加,13年回教圏研究所研究員。戦後,中国研究所創立にくわわり常勤研究員。32年から「歴史評論」編集長,のち専修大教授。中国近現代史の研究者として知られる。昭和56年1月3日死去。77歳。北海道出身。東京帝大卒。著作に「中国革命と大日本帝国」,「中国現代史」(共著)など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android