野菊(読み)ノギク

デジタル大辞泉 「野菊」の意味・読み・例文・類語

の‐ぎく【野菊】

野生の菊。アブラギクノコンギクノジギクヨメナなど。 秋》「子狐の隠れ顔なる―かな/蕪村
[類語]黄菊白菊残菊除虫菊雛菊矢車菊デージー

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精選版 日本国語大辞典 「野菊」の意味・読み・例文・類語

の‐ぎく【野菊】

  1. 〘 名詞 〙 晩夏から秋にかけて咲く山野に野生するヨメナやその類似種の総称。いずれもキク科多年草で、頭花の周辺舌状花淡紫色または紫紅色中央筒状花は黄色で、径三センチメートル内外。ヨメナのほかに、ユウガギク、ノコンギク、ヤマシロギクなどがある。《 季語・秋 》 〔尺素往来(1439‐64)〕
    1. [初出の実例]「のぎく紫蘭の乱れては、袖もさながら花摺衣」(出典:浄瑠璃・当流小栗判官(1714頃)一)

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デジタル大辞泉プラス 「野菊」の解説

野菊

日本唱歌題名作詞石森延男作曲下総皖一。発表年は1942年。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「野菊」の解説

野菊 (ノギク)

植物。キク科の多年草,園芸植物,薬用植物。ヨメナの別称

野菊 (ノギク)

植物。アブラナ科の越年草,園芸植物。アブラナの別称

野菊 (ノギク)

植物。キク科の多年草,薬用植物。オトコヨモギの別称

野菊 (ノギク)

植物。キク科の多年草,薬用植物。アブラギクの別称

野菊 (ノギク)

植物。キク科の多年草。ユウガギクの別称

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