金金者・金金物(読み)きんきんもの

精選版 日本国語大辞典 「金金者・金金物」の意味・読み・例文・類語

きんきん‐もの【金金者・金金物】

〘名〙
① 身なりを当世風に派手に飾り、得意にふるまう者。
咄本・座笑産(1773)頭巾「てうざんはきんきんもので、御出なんしたかと云ながら、つんとすわる」
② りっぱな人。すぐれたもの。特に情人をさしていうこともある。
※咄本・譚嚢(1777)太公望「伝へ聞、太公望は釣をたれて、かくれ居たを、周の文王とやらがかぎ出して、金々(キンキン)物にしたとある」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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