金雀児(読み)エニシダ

デジタル大辞泉 「金雀児」の意味・読み・例文・類語

エニシダ

《〈スペインhiniestaから》マメ科の落葉小低木。枝は緑色で細く、しだれる。葉は3枚の小葉に分かれ、互生初夏黄色蝶形花をつける。ヨーロッパ原産花びら赤色の入るものや白花品種もある。 夏》
[補説]「金雀児」とも書く。

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精選版 日本国語大辞典 「金雀児」の意味・読み・例文・類語

エニシダ【金雀児・金雀花】

  1. 〘 名詞 〙 ( [スペイン語] hiniesta から ) マメ科の落葉低木。ヨーロッパ原産で、日本には江戸時代に渡来し、観賞用として植えられる。高さ一~三メートル。枝は細く緑色で弓状に垂れる。葉は互生し、単葉または三出複葉で、非常に小さな倒卵形。初夏、縦に長い黄色の蝶形花が多数咲き、果実は黒い扁平なさやとなる。《 季語・夏 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「金雀児」の解説

金雀児 (エニシダ・エニスダ)

学名Cytisus scoparius
植物。マメ科の落葉低木,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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