針土竜(読み)ハリモグラ

デジタル大辞泉 「針土竜」の意味・読み・例文・類語

はり‐もぐら【針土竜】

単孔目ハリモグラ科の哺乳類。体長35~50センチ、尾はごく短い。全身、特に頭から背中にかけて太い針状の毛で覆われる。長いふんと舌をもち、シロアリアリを主食とする。卵生オーストラリアタスマニア・ニューギニアに分布

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精選版 日本国語大辞典 「針土竜」の意味・読み・例文・類語

はり‐もぐら【針&JISEFF2;鼠・針土龍】

  1. 〘 名詞 〙 単孔目ハリモグラ科の哺乳類の総称。体長四〇~九〇センチメートル。外観はハリネズミに似て、吻(ふん)がとがり尾が短い。体毛は暗褐色で、背面に短くて太いとげが混生する。夜行性で、強力な前あしで地面を掘り、アリやその他の昆虫を長い舌に付着させて食べる。卵生。雌は下腹の育児嚢で子を育てる。オーストラリア、タスマニア、ニューギニアなどの森林や草むらにすむ。はりむぐら。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「針土竜」の解説

針土竜 (ハリモグラ)

学名Tachyglossus aculeatus
動物。ハリモグラ科の哺乳動物

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