鈍間(読み)ノロマ

デジタル大辞泉 「鈍間」の意味・読み・例文・類語

のろ‐ま【鈍間/野呂間/野呂松】

[名・形動]
動作や頭の働きがにぶいこと。また、そのさま。「―なやつ」
野呂間人形」の略。
[類語]ぐずうすのろちんたらぐずぐずのろのろもたもたのっそり遅いのろいのろくさいまだるいまだるっこいとろい緩慢緩徐遅緩スロースローモー遅遅ちちそろそろゆっくりだらだら鈍重のさのさのそのそとぼとぼのこのこのそりのっしのっしのしのしまぬるいまのろい鈍いぼやぼやどんとろとろぼちぼちぼつぼつぽつぽつ徐徐徐徐にじわじわじわりじわりじりじりのたりのたりのたりそろりゆるゆるのんびりのらくらゆったり悠然悠悠もさくさもさっともさもさ便便だらり便便のんべんだらりずぼらものぐさぐうたらだらしないしだらないぬらりくらりのらりくらりぬらくらちゃらんぽらん無精ルーズぶらぶらごろごろ無気力だらけるのほほん風太郎ぷうたろうその日暮らしふしだら自堕落ずるける怠ける手を抜く手抜き骨惜しみ投げ遣りレイジー怠慢怠惰無為拱手きょうしゅ横着怠るサボるイージーイージーゴーイング風の吹くまま気の向くまま油を売るまったり漫然たるむぬるま湯ぬるま湯につかる

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精選版 日本国語大辞典 「鈍間」の意味・読み・例文・類語

のろ‐ま【鈍間・野呂間・野呂松】

  1. 〘 名詞 〙
  2. のろまにんぎょう(野呂間人形)」の略。
    1. [初出の実例]「時々はのろま芝居の益気湯」(出典:雑俳・あかゑぼし(1702))
  3. ( 形動 ) 動作や頭の働きがにぶいこと。愚鈍なこと。のろくて気がきかないこと。また、その人。まぬけ。のろまつ。〔随筆・本朝世事談綺(1733)〕
    1. [初出の実例]「わっちらが所の野呂馬(ノロマ)どのものろまなりゃア、あの又おかみさんもあんまりじゃアござりませんかへ」(出典滑稽本東海道中膝栗毛発端(1814))
  4. のろまいろ(鈍間色)
    1. [初出の実例]「のろまから金時に成とうがらし」(出典:雑俳・露丸評万句合‐宝暦一三(1763))

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