精選版 日本国語大辞典 「鉄砲」の意味・読み・例文・類語
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火薬の力で鉄の筒から弾丸を発射させる武器の総称。火器・銃ともいい,筒の太いものを大砲という。日本が鉄砲に接触した最初は13世紀末の元寇の際の元軍使用のものだが,これは火薬を爆発させて音響効果を狙ったもので,のちの鉄砲とは異なる。その後,通説では1543年(天文12)ポルトガル人により種子島(たねがしま)に火縄銃(ひなわじゅう)が伝えられ,以後,種子島とよばれて戦国大名間に普及した。近世の鎖国体制のなかで,鉄砲の大量利用例は少なくなり,鉄砲の機能・技術は停滞した。むしろ外面的装飾をこらす装飾砲が造られ,鉄砲技術は流派の秘伝となり,鉄砲使用は農山村の在村銃が多くなった。開国後,火縄銃から大量に輸入された洋式銃にかわった。
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… この時代の文化を象徴するものは城郭建築であるが,中世の城郭が山の斜面を利用して土塁と空堀をつくり,郭(くるわ)(曲輪)による防御機能を中心にしているのに対し,近世の城郭は平地に築かれ,周囲に堀をめぐらして水をたたえ,高く石垣を積みあげ,最上部には天守閣がそびえていた。従来の山城から平城への移行は,鉄砲の伝来による戦術の変化のためで,領国統治の中枢として権力者の富と権威を象徴するものとなった。信長が1576年に築いた安土城は平山城であるが,近世様式の最初で,外柱は朱色,内柱は金色に塗られ,最上部の望楼には内外ともに金が張られていた。…
…寄子制は村落支配にも採用され,広く農民層が戦場に動員される。槍と鉄砲の使用がそれを促進し,足軽・野伏と傭兵制が軍制上での新たな問題になる。戦国大名領国においては,軍制が政治の主要なものであった。…
…ベトナム戦争で5.56mm口径のM16小銃(アメリカ)が,また中東戦争で同じく口径5.56mmのガリル突撃銃(イスラエル)が使用され,5.56mm口径の有効性が確認されてから,他のNATO諸国でも次々に5.56mm小銃が開発され,ソ連でも5.45mm口径のAK74およびAKS74小銃が開発・装備された。 日本においては,1543年(天文12)の鉄砲伝来以来,わずかの間に多数の鉄砲を使用する近世集団戦術が確立して足軽鉄砲隊が編成され,長篠の戦(1575)の織田軍は3000梃を使用するまでになった。文禄・慶長の役当時は鉄砲と足軽の比は14%程度であったが,関ヶ原の戦(1600)には40%近くまで増大した。…
…これは史料の性格や関所に対する認識の違いによるもので,《諸国御関所書付》によると〈重キ御関所〉26ヵ所,〈軽キ御関所〉28ヵ所の計54ヵ所であるが,このうち前者のみを幕府の関所とみなす論者もいる。 近世の関所の機能を端的に表現するものとして,〈入鉄砲に出女〉の言葉がある。それは関東内への諸大名等の鉄砲以下の武器潜入,江戸藩邸の大名妻子の国許への逃亡を監視することが主任務であったが,幕府の全国支配が貫徹するころには箱根関のように前者の検閲が若干緩和される例もみられた。…
…南北朝時代以降島主となる種子島氏はその系統であるが,《種子島家譜》は平家落人の子孫と伝える。1543年(天文12)にはポルトガル船が門倉崎に漂着して鉄砲を伝来し,その後国産銃(種子島銃)の製作に成功した。戦国期にはまた種子島氏と禰寝(ねじめ)氏との抗争が続き,種子島氏は戦国大名島津氏と結んだが,1595年(文禄4)島津以久(もちひさ)領となった。…
…武田信玄の没後,家康が長篠城を取り返したので,勝頼は前年に遠江高天神(たかてんじん)城を陥れた勢いに乗り,75年4月21日約1万(兵員数には諸説がある)の軍勢で長篠城を囲んだ。5月15日鳥居強右衛門(すねえもん)を使者にしての城主奥平信昌の請いにより,勝頼軍の約3倍の兵員で家康,信長の連合軍が救援におもむき,長篠城の西約2kmの設楽原で連吾川を前にして三重の馬防柵を築き,3000挺の鉄砲を配備して武田勢を待った。これに対し武田勢は午前6時ごろより午後2時ごろまで騎馬隊による突撃を繰り返したが,柵にはばまれて敵陣に入ることができず,しかも鉄砲の一斉射撃を浴びて壊滅的な打撃をうけた。…
…この弓矢と騎馬による正確な射撃がモンゴルの大帝国をつくりあげたといわれている。ほかに火器として,花砲という大音響を発するもので,これを敵陣に打ちこんで軍馬や兵士を混乱におとしいれるものがあり,ついで火槍という燧(ひうち)石を使って火薬に点火し,その爆発力によって砲弾を飛ばす初期の鉄砲があり,さらにポルトガル人がインドに運んできたといわれる大砲を模倣したものがあった。
[銃砲の登場]
明代の武器は日本から直接輸入したものや,日本製武器を参考にして作られたものもある。…
※「鉄砲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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