精選版 日本国語大辞典 「鉈」の意味・読み・例文・類語
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鉈は、本来林業や狩猟など山仕事に適した刃物類であり、薪割(まきわ)りにも使われる。種類は、刃の形状によって、剣鉈(けんなた)、腰鉈、海老(えび)鉈、竹割鉈などがある。
剣鉈は刃の先端がとがっているのが特徴。狩猟時の獲物の解体や、山に入ったときは枝を落としたり、藪払(やぶはら)い、木のつるを切ったりなど用途は多彩である。
腰鉈は刃が長方形で、枝や木を切る山仕事に欠かせない。また薪割りにも使用する。
海老鉈は、山仕事で森林の枝打ちに使用される。腰鉈に比べて少し幅広で刃の先端には、石などに当たって刃がこぼれるのを防ぐために「石突き」とよばれる突起がついている。
竹割鉈は、竹を縦に割るために使用する細身の鉈。竹に対して刃がまっすぐ入る必要があるため、刃は「両刃」になっている。
鉈の刃には片刃と両刃があり、両刃は右利き左利きにかかわらず扱える。薪や竹を縦割りするのに適しており、切り口はまっすぐになるが、刃が欠けやすい弱点がある。木の皮をはいだり枝を払ったりするには、両刃に比べて薄く鋭利な片刃がよい。
鉈は、一般的に木製や皮革の鞘(さや)に入れて腰にぶら下げる。枝払いや薪割りには刃自体の重さがあると、その勢いと刃の鋭さで切断しやすくなる。
[赤尾建蔵 2021年7月16日]
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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