銀鼠(読み)ギンネズ

デジタル大辞泉 「銀鼠」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐ねず【銀×鼠】

ぎんねずみ(銀鼠)」に同じ。

ぎん‐ねずみ【銀×鼠】

銀色を帯びたねずみ色。ぎんねず。ぎんねず色。

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精選版 日本国語大辞典 「銀鼠」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐ねずみ【銀鼠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 銀色を帯びたねずみ色。ぎんねず。ぎんねず色。
    1. [初出の実例]「此鼠色亦、深川鼠、銀鼠、藍鼠、漆鼠、紅掛ねずみ等種々あり」(出典:随筆・守貞漫稿(1837‐53)一七)
  3. しろねずみ(白鼠)」の異名
  4. かわねずみ(川鼠)」の異名。

ぎん‐ねず【銀鼠】

  1. 〘 名詞 〙ぎんねずみ(銀鼠)
    1. [初出の実例]「銀鼠(ギンネズ)の襟のついた中形縮緬の長襦袢」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙一八)

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色名がわかる辞典 「銀鼠」の解説

ぎんねず【銀鼠】

色名一つ英名シルバーグレー(silver grey)。JISの色彩規格では「明るい灰色」としている。一般に、銀色がかった鼠色のこと。江戸時代着物の色として流行した鼠色の系統なかでは明るい部類に入る。青銅をつくのるに用いる金属すずの色に似ていることから、古くは錫色とも呼ばれた。

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