精選版 日本国語大辞典 「銘木」の意味・読み・例文・類語
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形状、色沢、木理、材質が珍奇で、特殊な風趣をもつ高価で希少価値のある用材のこと。茶室や数寄屋(すきや)建築、和風住宅の床の間まわりで、和風建築のデザインとして用いられる。自然のままの丸太や面皮(めんかわ)柱をはじめ、製材した木材の板目や柾(まさ)目、あるいは年輪や髄線から構成される特殊な木目(もくめ)が好まれる。
銘木は大きく、自然木、準自然木、加工銘木の3種類に分けられる。
[中村 仁]
樹皮をはいで磨き丸太として用いるものや、荒皮をはぎ錆(さび)付けを施す檔錆(あてさび)丸太、錆丸太がある。磨き丸太としては、キタヤマスギ(北山杉)、ヨシノスギ(吉野杉)、ムロ(ネズ)、シイなどがあり、なかでも天然の綾(あや)(アヤスギ)丸太は最高級のものとされる。檔錆丸太は、伐採したあて(アスナロ)丸太の荒皮をはぎ、山中に数日放置し、樹肌にクロカビを染み付かせる。錆丸太は、ヒノキの素丸太を同様の手法で錆付けしたものである。
[中村 仁]
加工技術によってつくられる心去材の角材や削り丸太、板材で、ヒノキ、スギ、アカマツ、ヤニマツ、ケヤキ、クスノキ、クワ、キリなどが代表的である。
近年は、資源の枯渇と合板技術の発達により、天然物に対して人工物といわれる加工品の比率が高くなってきている。
[中村 仁]
『中村昌生編『数寄屋建築集成 銘木集』(1985・小学館)』
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