めい‐がら【銘柄】
〘名〙
※
取引所の資本金営業保証金
株式手数料積立金及売買
取引の方法に関する規程並仲買人免許料金額(明治二六年)(1893)一一条「取引所の売買取引の
契約は
現物、
見本又は銘柄に依り取結ふべし」
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デジタル大辞泉
「銘柄」の意味・読み・例文・類語
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銘柄
めいがら
商品の特定の品質を表示するためにつけられた、慣習上広く認められている名称。ブランドbrandともいう。生産地名、等級、規格、商標、商号などを組み合わせて用いられることが多い。銘柄を用いることによって取引が円滑になる。銘柄を指示するだけで行われる取引を銘柄売買という。製造品の場合は同業者一般に通じて用いられるもの(たとえば人絹平織)と、生産者が自己の製品につける特定の銘柄とがある。
株式については一般に発行会社の名称が使われ、新株・旧株が市場に出ている場合、別の銘柄として扱われる。債券のように発行日が異なる場合は多数銘柄となる。
[桶田 篤・前田拓生]
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めいがら【銘柄】
商品の品質を示すものとして,売買当事者間に通用する名称。商品の産地名(木曾ヒノキなど),品種名(米のコシヒカリなど),商標(ブランド)名などにより示される。狭義には取引所における取引物件の名称や規格をいう。証券取引所では株式については会社名を,債券については〈利付電電債な号1〉などのように使う。銘柄が決められることによって,現物や見本によらず,銘柄表示によって取引を行うことを銘柄取引という。【黒田 満】
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銘柄
証券会社を通じて、売買取引の対象となる有価証券の名称のこと。株式公開し、証券取引所で売買されている会社の株式を指す。銘柄には、上場銘柄、信用取引銘柄、貸借銘柄、注意銘柄、規制銘柄、マーケットメイク銘柄、オークション銘柄がある。上場銘柄には証券取引所が定める銘柄コードが付与されている。証券会社は投資家から注文のあった銘柄コードをコンピューターに入力し、取引所に発注するが、銘柄コードを誤り、大量に誤発注されて市場が混乱する問題が社会問題化した。
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銘柄
めいがら
name; brand
市場用語。取引の対象となった株式や商品のこと。株式の場合は,その会社の社名をとり,商品の場合は生産会社のつけている商標をいう。銘柄は証券の名称であるとともに,株式の色分けをする場合にも使われる。たとえば特定銘柄,優良銘柄,第2部銘柄といったような場合である。
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世界大百科事典内の銘柄の言及
【商品市場】より
…品質が一定した商品が多く生産されるようになると,見本だけで取引する見本取引が可能になる。さらに見本さえ持ち込まず,銘柄を指定するだけで済む銘柄取引が出てくる。銘柄とは,ある商品を他の商品と区別する名称で,工業製品ではメーカーが名前を付ける。…
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