鍋墨(読み)ナベズミ

デジタル大辞泉 「鍋墨」の意味・読み・例文・類語

なべ‐ずみ【鍋墨】

鍋・釜の底についた黒いすす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鍋墨」の意味・読み・例文・類語

なべ‐ずみ【鍋墨・鍋炭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「なべすみ」とも ) 鍋や釜などの尻についた黒い煤煙。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「白木綿は入用だけ鍋炭で黒に染め上げた」(出典:面影(1969)〈芝木好子〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「鍋墨」の解説

鍋墨

錦鯉の飼育用語のひとつ鍋底の煤(すす)のように、ツヤのない墨(黒い模様)のこと。昭和三色などに見られ、一般的には質の悪いものとされる。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android