長元坊(読み)チョウゲンボウ

デジタル大辞泉 「長元坊」の意味・読み・例文・類語

ちょうげんぼう〔チヤウゲンバウ〕【長元坊】

ハヤブサ科の鳥。全長は雄が33センチ、雌が38センチくらい。褐色の地に黒い縞模様があり、雄は頭と尾が青灰色。断崖だんがいで繁殖し、秋・冬は農耕地河原でみられる。まぐそだか。

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精選版 日本国語大辞典 「長元坊」の意味・読み・例文・類語

ちょうげん‐ぼうチャウゲンバウ【長元坊】

  1. 〘 名詞 〙 ハヤブサ科の鳥。全長三〇~三三センチメートルの小形のタカで、雌のほうが大きい。体形はハヤブサに似るが、はるかに小さい。体の背面は赤褐色で黒斑があり腹面は淡褐色の地に黒い縦斑がある。雄の頭と尾は灰青色で、尾の先端に幅広い黒帯がある。アジア東部に分布し、日本では北海道から本州北部で繁殖し、冬は四国、九州へも渡る。耕地や原野に現われ、キーキーと鋭く鳴く。おもにネズミ類を捕食し、巣は四~五月ころ他のタカの古巣や岩壁の穴などに営む。長野県中野市一三崖は集団営巣地として天然記念物に指定されている。まぐそだか。《 季語・冬 》 〔和漢三才図会(1712)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「長元坊」の解説

長元坊 (チョウゲンボウ)

学名Falco tinnunculus
動物。ハヤブサ科の鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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