門戸(読み)モンコ

デジタル大辞泉 「門戸」の意味・読み・例文・類語

もん‐こ【門戸】

門と戸。家の出入り口
他と交流し、また外部のものを受け入れるための入り口。「外国門戸を開く」「一般市民に対しては門戸を閉ざす」
初歩入門。「哲学門戸をうかがう」
家。一家。また、一流一派。「門戸を構える」
[類語]ドアシャッター雨戸格子戸網戸開き戸引き戸繰り戸大戸妻戸切り戸潜り戸枝折り戸木戸鎧戸門扉玄関門口戸口勝手口表口車寄せポーチエントランス

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精選版 日本国語大辞典 「門戸」の意味・読み・例文・類語

もん‐こ【門戸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 門と戸。家の出入り口。かどぐち。
    1. [初出の実例]「至夫衣服之須領袖、門戸之資枢鍵」(出典:本朝麗藻(1010か)下・早夏陪宴同賦所貴是賢才〈大江以言〉)
    2. [その他の文献]〔孟子‐尽心・上〕
  3. 物事の入り口。初歩。入門。
    1. [初出の実例]「誠乃政教之門戸、理乱之枢機者也」(出典:本朝文粋(1060頃)九・於左監門宗次将亭文聴講令詩序〈大江以言〉)
  4. 一家。家。
    1. [初出の実例]「念一家之子孫、附門戸於其顧」(出典:本朝文粋(1060頃)一四・為左大臣息女女御四十九日願文〈大江朝綱〉)
    2. [その他の文献]〔蜀志‐張裔伝〕
  5. 自分の流儀。一流一派。
    1. [初出の実例]「余不詭言異説、以建門戸」(出典:日本詩史(1771)凡例)

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普及版 字通 「門戸」の読み・字形・画数・意味

【門戸】もんこ

家の門。一家。家がら。〔梁書、王茂伝〕、年數、大深の異とすると爲る。常に親に謂ひて曰く、此れ吾が家の千里の駒なり。門は、必ず此の兒ならんと。

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