開て悔しき玉手箱(読み)あけてくやしきたまてばこ

精選版 日本国語大辞典 「開て悔しき玉手箱」の意味・読み・例文・類語

あけ【開】 て 悔(くや)しき=玉手箱(たまてばこ)[=箱(はこ)

(宝だと思って開けた箱から白煙が出たという浦島太郎伝説による) 期待はずれの結果になって失望することのたとえ。あけて悔しき浦島の子。
御伽草子・浦嶋太郎(室町末)「君にあふ夜は浦島が玉手(タマテ)ばこあけてくやしきわがなみだかな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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