防具(読み)ボウグ

デジタル大辞泉 「防具」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐ぐ〔バウ‐〕【防具】

危険を防止するため身につける道具。特に、剣道フェンシングなどの、面・胴・小手こての類。剣道での正式名は剣道具

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精選版 日本国語大辞典 「防具」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐ぐバウ‥【防具】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 防御のための武具
    1. [初出の実例]「マルツラバース〈略〉防具(バウグ)を握り」(出典花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二)
  3. 格闘技や危険を伴なう運動などで、体を傷つけないように身をおおうもの。面・胴・籠手(こて)の類。
    1. [初出の実例]「ときどき剣道の防具をかついでるから」(出典:私的生活(1968)〈後藤明生〉二)

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世界大百科事典(旧版)内の防具の言及

【剣道】より

…また各流とも相互の交流を試みることなく,他流試合を禁止して閉鎖的,排他的となった。このように華法化した形(かた)剣術に対して,江戸中期になって,直心影流の長沼四郎左衛門が正徳年間(1711‐16)に,一刀流の中西忠蔵が宝暦年間(1751‐64)にそれぞれ面,小手,胴などの防具や竹刀(しない)を考案し,防具をつけての竹刀打ち込み稽古が世間の注目をひき,しだいに広まった。これにより技や稽古法も大いに進歩し,現在行われている剣道の原型となった。…

※「防具」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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