精選版 日本国語大辞典 「防水加工」の意味・読み・例文・類語
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繊維品の表面を被覆または疎水化して水の浸透を防ぐ加工をいう。油脂、ワックス、ゴムまたは各種合成樹脂などの液またはエマルジョン(乳濁液)で繊維を処理後加熱するか、樹脂シートを布と接合するなどの方法で表面に防水被膜を形成させる加工仕上げは、不通気性加工とよばれる。これに対し織物の通気性を保持させたまま防水性を付与する方法を、通気性(撥水(はっすい))加工とよび、(1)疎水性物質を繊維表面に沈着させる、(2)化学的に結合させる、(3)きわめて薄い疎水性皮膜を表面で形成させる、などの手段がとられる。(1)に対してはアルミニウムせっけん、ジルコニウム化合物などが用いられるが、効果は一時的である。(2)の目的には長鎖脂肪族ピリジニウム塩、エチレンイミン誘導体長鎖アルキルイソシアナート、ケテンダイマーなどが用いられ、シリコーンまたはフッ素樹脂を用いる(3)の方法と同様、恒久的な防水効果が得られる。
[岡原光男]
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ビニル系の熱可塑性樹脂を布の両面あるいは片面にコーティングして,水の通過を防止する不通気性防水加工と,布を構成している繊維を疎水化して,布としてはっ水性を与える通気性防水加工とがある.前者の防水は完全であるが,通気性がないため,被服用には適さない.後者はさらに油脂,ろう,パラフィンやアルミニウム塩で処理する一時的防水法と,繊維表面にシリコーン樹脂(有機ケイ素化合物,主としてメチルシロキサンのポリマー)のフィルムをつくるものや有機フッ素化合物を用いる恒久的防水法に分かれる.前者は簡便で安価であるが,耐久性がない.後者,とくにフッ素化合物ははつ油性もある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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固定翼機でありながら、垂直に離着陸できるアメリカ軍の主力輸送機V-22の愛称。主翼両端についたローターとエンジン部を、水平方向から垂直方向に動かすことで、ヘリコプターのような垂直離着陸やホバリング機能...
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