阿寺ノ七滝(読み)あてらのななたき

改訂新版 世界大百科事典 「阿寺ノ七滝」の意味・わかりやすい解説

阿寺ノ七滝 (あてらのななたき)

愛知県新城市の旧鳳来町,JR飯田線三河大野駅の東方約7kmにある滝。中央構造線東辺にあたり,阿寺川がレキ岩よりなる断層崖に瀑布群をつくり,落差約70mの間に滝が7段あることから七滝の名がある。東海自然歩道の一部をなし,名勝天然記念物に指定され,観光客が多い。滝付近のレキ岩は一名〈子抱石〉と称し,持ち帰ってまつると子どもを授かるという信仰がある。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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