精選版 日本国語大辞典 「阿部一族」の意味・読み・例文・類語
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
森鴎外(おうがい)の短編小説。1913年(大正2)1月号の『中央公論』に発表。寛永(かんえい)年間(1624~1644)に肥後(ひご)国(熊本県)細川藩に起こった、殉死をめぐる悲劇的事件を取り上げた歴史小説。殉死の許しが得られず、死に遅れて批判され、追い腹を切った阿部弥一右衛門、その後の処置に不満の意を表明して、縛り首になった嫡子権兵衛、その結果、家に立てこもって誅罰(ちゅうばつ)されたその弟たち阿部一族。そういう悲劇を、主君側、討手側、他の殉死者側をも絡めて、冷徹な叙事的な筆でつづった、鴎外歴史小説の代表的名作。
[磯貝英夫]
『『阿部一族』(岩波文庫・旺文社文庫・角川文庫・講談社文庫・新潮文庫)』
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
地震や風雨などによる著しい災害のうち、被災地域や被災者に助成や財政援助を特に必要とするもの。激甚災害法(1962年成立)に基づいて政令で指定される。全国規模で災害そのものを指定する「激甚災害指定基準に...
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新