(読み)あ

精選版 日本国語大辞典 「阿」の意味・読み・例文・類語

あ【阿】

[1] 〘名〙
梵字の第一字母を表わす漢字。梵字音訳阿字。→阿吽(あうん)
③ 「あわ(阿波)」の略。
[2] 〘接頭〙 親しみを表わして人の姓、名前などに付けて用いる語。「阿Q」「阿兄」など。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「阿」の意味・読み・例文・類語

あ【阿】[漢字項目]

人名用漢字] [音]ア(呉)(漢) [訓]くま おもねる お
山や川の曲がって入りくんだ所。「山阿
自分の意志を曲げて人に従う。「阿世阿諛あゆ
人を呼ぶ語に冠して親しみを表す語。「阿兄阿父阿母阿蒙あもう
梵語の第一字母aの音写。「阿吽あうん阿字
アフリカ。「南阿
阿波あわ国。「阿州
[名のり]お・くま
難読阿闍梨あじゃり四阿あずまや阿弗利加アフリカ阿弥陀あみだ阿国歌舞伎おくにかぶき

あ【×阿】

梵語の第1字母aの音写。→阿吽あうん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のの言及

【阿吽】より

…〈阿〉字は口を開くと最初に出てくる音で,梵字アルファベットの最初の字。いっさいの字,いっさいの音声はaを本源とするから,a字は諸法の本初を表す。…

【阿字観】より

…象徴的なイメージを用いる密教の冥想法。自己の心臓の位置に八葉の白蓮上の白月輪を観じ,さらにその中に観想によって〈阿〉字を炳現(へいげん)(明らかに現れること)させる。〈阿〉字(a)は悟りの内容である諸法の本不生(ほんぶしよう)ādi‐anutpādaを表す。…

※「阿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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