

(ふ)に從ひ、可の聲なり。一に曰く、阿は曲れる
(をか)なり」(段注本)とみえる。可声が阿となるのは圭(けい)・奇(き)が蛙(あ)・倚(い)となるのと同じ。可は、
(木の枝)で祝詞を収めた器である
(さい)を殴(う)ち、神の許可を求める意。
は神の降下する神梯。たいてい山陵の屈曲したところで、その下で儀礼を行う。
と通用し、細
(ほそぎぬうすぎぬ)をいう。
〕に「北なり、邸(やしき)なり」の訓がある。北は隈の意からの転義であろう。
(痾)の二字を収める。女子の姿態や病気の意に用いるのは、その萎(な)えた姿をいうものであろう。
aiは同声。猗iai、委iuai、依i
iなどはみな、しなやかなさまをいう語で、もと一系の語であろう。それで阿
(あだ)・猗儺(いだ)・委蛇(いだ)・依遅(いち)・婀
(あだ)などの連語はみな、あでやか、しなやかなさまをいう。
▶・阿閣▶・阿監▶・阿丘▶・阿舅▶・阿曲▶・阿兄▶・阿姑▶・阿公▶・阿衡▶・阿子▶・阿私▶・阿姉▶・阿戎▶・阿従▶・阿叔▶・阿順▶・阿女▶・阿丈▶・阿嬢▶・阿誰▶・阿世▶・阿
▶・阿那▶・阿
▶・阿大▶・阿
▶・阿茶▶・阿弟▶・阿諂▶・阿
▶・阿奴▶・阿党▶・阿儂▶・阿伯▶・阿比▶・阿鼻▶・阿媚▶・阿附▶・阿父▶・阿偏▶・阿保▶・阿母▶・阿媽▶・阿妹▶・阿
▶・阿爺▶・阿
▶・阿邑▶・阿老▶
阿・林阿出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…〈阿〉字は口を開くと最初に出てくる音で,梵字アルファベットの最初の字。いっさいの字,いっさいの音声はaを本源とするから,a字は諸法の本初を表す。…
…象徴的なイメージを用いる密教の冥想法。自己の心臓の位置に八葉の白蓮上の白月輪を観じ,さらにその中に観想によって〈阿〉字を炳現(へいげん)(明らかに現れること)させる。〈阿〉字(a)は悟りの内容である諸法の本不生(ほんぶしよう)ādi‐anutpādaを表す。…
※「阿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...