除草機(読み)じょそうき

精選版 日本国語大辞典 「除草機」の意味・読み・例文・類語

じょそう‐きヂョサウ‥【除草機】

  1. 〘 名詞 〙 除草に用いる農具。草取鎌、万能熊手中耕除草機など。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「牛に除草機を引かせる」(出典:生活の探求(1937‐38)〈島木健作〉二)
    2. 「除草機を押して空知の老父かな」(出典:古稀春風(1957)〈富安風生〉昭和二九年)

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百科事典マイペディア 「除草機」の意味・わかりやすい解説

除草機【じょそうき】

田畑雑草を除く〈除草〉をするための機械。畑用では中耕を兼ねてカルチベーターを使うことが多い。雑草の種類に応じて種々の形の刃,爪(つめ)を付け換える。ほか多数のばね歯桿(しかん)を付けたウィーダー(除草ハロー)なども使われる。
→関連項目農業機械

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「除草機」の意味・わかりやすい解説

除草機
じょそうき
weeding machine

作物生育中に畦内や株間の表土を攪耕して膨軟にし,生育を助長する管理作業を行う機械で,中耕と除草を兼ねる。動力源別に人力用,畜力用,トラクタ用があり,人力中耕除草機,畜力・動力用カルチベータ,除草ハロー,ウィーダ,培土機,間引機などがある。第2次世界大戦後の農薬普及によって除草作業の形態も大きく変り,また中耕の効果を否定する実験も報告され,この種の機械に代って除草液剤,粒剤の散布機が多く使用されるようになってきた。

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