出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
16巻。江戸前期の儒者熊沢蕃山(くまざわばんざん)の著書。1672年(寛文12)初版刊行、その数年後大幅な改訂の加えられた2版が刊行された。350条余り(2版)の問答体の著述である本書は、のちに著された『集義外書(しゅうぎがいしょ)』とともに蕃山の代表作である。『外書』が主として「経世治教の事」に関したものであるのに対し、『和書』は「おほく学者日用の工夫」を論じたものであり、朱王折衷的な儒学的立場、自然・歴史・人間への鋭い洞察に基づく特有の「人情時変」論、現状への批判を秘めた政治社会思想など、蕃山の学問・思想の大概は本書によって知ることができる。対馬(つしま)の陶山訥庵(すやまとつあん)にその抄本『集義和書略』があることからも、その影響力がうかがわれる。
[佐久間正]
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