集落址(読み)しゅうらくし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「集落址」の意味・わかりやすい解説

集落址
しゅうらくし

共同生活が営まれていたと考えられる遺跡人口の少い原始的な集落から都市の遺跡まである。立地からみれば高地性のものや,台地性,低地性のものがあるが,生産の場や日照などとの関係が深い。また集落の周囲に堀をめぐらした環濠集落や,柵をめぐらした防衛的な集落がある。集落の調査によって,当時の社会全体の姿を明らかにしていくことができる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android