雌雄(読み)シユウ

デジタル大辞泉 「雌雄」の意味・読み・例文・類語

し‐ゆう【雌雄】

めすとおす。「ひなの雌雄を見分ける」
すぐれていることと劣っていること。勝ちと負け。優劣勝敗。「雌雄を争う」
[類語](1男女両性有性無性性別セックスジェンダー性的同性異性/(2勝負勝ち負け勝敗輸贏しゅえい決勝ファイナル

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精選版 日本国語大辞典 「雌雄」の意味・読み・例文・類語

し‐ゆう【雌雄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. めすとおす。めすおす。
    1. [初出の実例]「和宮部藤郎中感曹局前棲鳥有雌雄」(出典:田氏家集(892頃)上)
    2. 「子を伴へる雌雄の猿猴(ましら)が」(出典:火の柱(1904)〈木下尚江〉二四)
    3. [その他の文献]〔爾雅‐釈鳥〕
  3. 二つで一組をなすものの両方。一対。
    1. [初出の実例]「首尾分形浮殿閣、雌雄半体跨池塘」(出典:経国集(827)一三・重陽節得秋虹応製〈橘常主〉)
    2. 「雌雄の二剣を打出せり」(出典:太平記(14C後)一三)
  4. 負けと勝ち。かちまけ。勝敗。
    1. [初出の実例]「彼是合戦已及雌雄由使者参奏」(出典:兵範記‐保元元年(1156)七月一一日)
    2. 「汝が父為朝だに、われと雌雄(シユウ)を争ひ得ず」(出典:読本・椿説弓張月(1807‐11)残)
  5. 劣ることとまさること。優劣。また、弱いことと強いこと。
    1. [初出の実例]「随月潮頭無大小崖濤勢有雌雄」(出典:寛斎先生遺稿(1821)二・北海道中)
    2. [その他の文献]〔淮南子‐犯論訓〕

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普及版 字通 「雌雄」の読み・字形・画数・意味

【雌雄】しゆう

めすと、おす。優劣。〔詩、小雅正月(とも)に予(われ)をなりと曰ふ 誰(たれ)か烏の雌雄を知らんや

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