雑学(読み)ザツガク

デジタル大辞泉 「雑学」の意味・読み・例文・類語

ざつ‐がく【雑学】

多方面にわたるまとまりのない知識学問。また、学問とは関係のない雑多な知識。

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精選版 日本国語大辞典 「雑学」の意味・読み・例文・類語

ざつ‐がく【雑学】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 広い分野にわたっている雑多な知識。また、系統組織立てて専門に研究してはいない知識や学問。
    1. [初出の実例]「其好雑学詞章記誦之類者、亦小隼撃麻雀鶉鷃之類耳、不足焉」(出典童子問(1707)下)
    2. 「雑学(ザツガク)ながら物識りの井口の叔父さんと往来したり」(出典:黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉五)
    3. [その他の文献]〔尉繚子治本〕
  3. 種々の学問がまじりあった非正統的な学問。
    1. [初出の実例]「治世の久しからぬは、雑学(ザツガク)の真学を乱すにあり」(出典:信長記(1622)一五下)

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普及版 字通 「雑学」の読み・字形・画数・意味

【雑学】ざつがく

雑駁な学問。〔尉繚子治本野物は犧牲と爲さず、雜學は儒と爲さず。

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