雪起こし(読み)ゆきおこし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雪起こし」の意味・わかりやすい解説

雪起こし
ゆきおこし

冬季に日本海側でを伴って発生する雷鳴が寝ていた雪を起こすようであることからこう呼ばれる。また寒ブリ漁期にあたることから,沿岸地方では「ブリ起こし」ともいう。雷は太平洋側では夏に多いが日本海側では冬に多い。金沢の雷日数は 7月8月が約 3日であるのに対し,12月と 1月は 6~7日である。日本海側の冬季は雷雲雲底高度が低い。

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とっさの日本語便利帳 「雪起こし」の解説

雪起こし

雪が激しく降る時や、降る直前に鳴る雷。富山湾では初冬の雷がブリを誘い出し、豊漁前兆となるので、ぶり起こしという。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

林業関連用語 「雪起こし」の解説

雪起こし

雪害による林木の抜け倒れ、曲がり、割れ、折れなどを防ぐために縄やロープなどで引き起こす作業をいう。

出典 農林水産省林業関連用語について 情報

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