雲散(読み)ウンサン

デジタル大辞泉 「雲散」の意味・読み・例文・類語

うん‐さん【雲散】

[名](スル)風に雲が散るように、すっかり消えてなくなること。「雄大な眺望に、それまでの疲れが雲散した」
[類語]失う遺失散逸滅失流失消失消滅消散忘失霧散雲散霧消離散四散飛散立ち消え消える失せる散る失する無くなる無くす無くする無くなす喪失する亡失する紛失する落とす払拭集散離合結集集合集結糾合集中凝集密集蝟集いしゅう群集集積拡散分散散開

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精選版 日本国語大辞典 「雲散」の意味・読み・例文・類語

うん‐さん【雲散】

  1. 〘 名詞 〙 雲が風に飛ばされて散るように、集まっていたものがちりぢりに散ったり、消えたりすること。
    1. [初出の実例]「自豪徒入山、耆宿諸友、四方雲散」(出典碧山日録‐応仁二年(1468)一二月二八日)
    2. [その他の文献]〔史記‐匈奴伝〕

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普及版 字通 「雲散」の読み・字形・画数・意味

【雲散】うんさん

雲のように散る。魏・王粲子篤に贈る〕詩 濟岱江衡 焉として處を異にす 風のごとくれ、雲のごとく散じ 一別雨の如し

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