精選版 日本国語大辞典 「電荷」の意味・読み・例文・類語
でん‐か【電荷】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
電磁気現象を引き起こす源となる物理的実体で、その電気量は電磁場から受ける作用の大きさおよび発生させる電磁場の強さを規定する物理量で、物質を特徴づける量である。電子の研究によって電荷の素量(電子1個のもつ電気量の絶対値。電気素量)eが発見され、その大きさは
e=1.602×10-19クーロン
である。陽子の電荷は+e、電子の電荷は-eである。現在観測される限り、この素量の整数倍以外の電荷がみいだされたことはない。素粒子の基本構成要素であるクォークの電荷は、素量の2/3、1/3倍であるが、このような分数電荷をもつクォークが単独でみいだされたことはなく、クォークはハドロン内部に閉じ込められていると考えられている。電荷ということばで電気量を表現することもあるが、これについては厳密な保存則が成り立っている。すなわち電荷は自然になくなることも、増えることもない。これを電荷の保存則という。素粒子の世界では荷電粒子の生成消滅があるが、+eの粒子ができれば同時に-eの粒子ができ、電荷の代数和はつねに保存される。電荷が空間の一点に集中しているとき、点電荷という。
[小川修三・植松恒夫]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
電荷は電気の量を示す.電荷の大きさは電荷どうしが及ぼし合う力の大きさによって定義される.たとえば,真空中に相等しい二つの点電荷Qを距離rだけ隔てて置いたときに作用する力の大きさFは,クーロンの法則により,
の式で与えられるが,cgs静電単位(esu)ではr = 1 cm でF = 1 dyn になるような電荷Qを単位とし,実用単位では静電単位の2.998×109 倍をとり,これを1クーロン(C)という.また,電荷のMKSA単位およびSI単位でもクーロンを採用する.実在するすべての電荷の大きさは電子1個のもつ電荷の大きさ,
e = 4.8033×10-10 esu = 1.6022 × 10-19 C
の整数倍であり,電子に対して引力を示すか斥力を示すかによって,正電荷あるいは負電荷といわれる.電気現象(静電的および電磁的)は,すべて電荷の存在およびその運動によって起こされる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…これに対する解答は,1785‐89年にフランスのC.A.deクーロンによって,逆2乗法則として与えられた(クーロンの法則)。これ以後,与えられた電荷の分布から,その周囲に及ぼされる電気力を計算することが大きな課題となった。この方面でとくに大きな成果をあげたのはS.D.ポアソンである。…
※「電荷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
少子化とは、出生率の低下に伴って、将来の人口が長期的に減少する現象をさす。日本の出生率は、第二次世界大戦後、継続的に低下し、すでに先進国のうちでも低い水準となっている。出生率の低下は、直接には人々の意...
11/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/26 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
10/19 デジタル大辞泉プラスを更新
10/19 デジタル大辞泉を更新
10/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新