デジタル大辞泉 「露」の意味・読み・例文・類語
つゆ【露】
1 晴れた朝に草の上などにみられる水滴。地面や物体が露点以下の温度まで冷えると、大気中の水蒸気が凝結して生じる。「葉に
2 わずかなこと。「
3 はかなく消えやすいこと。「断頭台の
4
5 掛け物の風帯の端をとじた糸の余りを両端へ出したもの。
6 涙にたとえていう語。
「あはれてふ言の葉ごとに置く―は昔を恋ふる涙なりけり」〈古今・雑下〉
7 祝儀。心付け。
「一人に五、六両づつ―打ちければ」〈浮・好色盛衰記〉
8
「前巾着に細かなる―を盗みためて」〈浮・一代男・一〉
[副]
1 あとに打消しの語を伴って、それを強める気持ちを表す。少しも。まったく。「そんなこととは
2 程度がわずかであるさま。少し。ちょっと。
「―あしうもせば沈みやせむ」〈枕・三〇六〉
[類語](1)露霜・朝露・
あらわ〔あらは〕【▽露/▽顕】
1 むき出しであるさま。はっきりと見えるさま。「肌も―な服」
2 物事が公になるさま。表面化するさま。「矛盾が―になる」「内情が―になる」
3 気持ちなどを、隠さずに公然と示すさま。無遠慮だ。露骨だ。「―に嫌悪の気持ちを表す」「敵意を―にする」
4 はっきりしているさま。明白だ。紛れもない。
「なかなかたづね知るべきかた―なるを」〈源・若菜上〉
[類語](2)露出・裸出・丸出し・裸・露呈・あからさま・露骨・