音水ちくさ県立自然公園(読み)おんずいちくさけんりつしぜんこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「音水ちくさ県立自然公園」の意味・わかりやすい解説

音水ちくさ県立自然公園
おんずいちくさけんりつしぜんこうえん

兵庫県西部,鳥取県境の三室山 (1358m) ,その南の岡山県境の日名倉山 (1047m) 東麓などに広がる中国山地内の県立自然公園。面積 97.56km2。 1958年音水深林県立自然公園として指定。 1963年と 1971年に区域を変更。 1999年にも区域を変更し,現名称に改称した。宍粟市佐用町にまたがる。三室山は氷ノ山に次ぐ県下第2の高峰スキー,キャンプの好適地。付近に引原川をせき止め 1958年に完成した音水湖 (引原ダム) ,ブナ,ナラ,カツラ,カエデ原始林で知られた赤西 (あかさい) ,音水の美林地区がある。一部は氷ノ山後山那岐山国定公園に属する。また船越山 (727m) 南麓の佐用町には真言宗高野山派の名刹瑠璃寺,モンキーパークがある。

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