預免(読み)あずかりめん

精選版 日本国語大辞典 「預免」の意味・読み・例文・類語

あずかり‐めんあづかり‥【預免】

  1. 〘 名詞 〙 荘園預所(あずかりしょ)得分とされた田地、あるいは在家荘園領主から荘官、預所などに支給されたもので、領家に対する諸課役は免除されるが、荘官、預所などに対しては田畑耕作、雑役勤仕などの義務を負った。→
    1. [初出の実例]「行事免一宇 二百七十二、大蔵 預免一宇 五十六〈略〉奥院預免三宇 一宇 八十五一宇十四 一宇三百十七」(出典:高野山文書‐応永三年(1396)八月日・官省符在家支配帳)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android