デジタル大辞泉 「頭を擡げる」の意味・読み・例文・類語 頭あたまを擡もた・げる 1 隠れていたこと、押さえていたことが、考えや思いに浮かぶ。「ふとした疑念が―・げる」2 少しずつ勢力を得て現れてくる。台頭する。「急進派が―・げる」[類語]現れる・出現する・現出する・登場する・現前する・顕現する・生ずる・現ずる・覗のぞく・出来る・台頭・デビュー・誕生・登板・お目見え・のし上がる・躍り出る・頭角を現す 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「頭を擡げる」の意味・読み・例文・類語 あたま【頭】 を=擡(もた)げる[=持(も)ち上(あ)げる] ① 押えていた、また、隠れていたある考え、疑い、気持などが浮かび上がってくる。あたまを上げる。[初出の実例]「親の事を忘れたのではあるまいかと云ふ疑が頭(アタマ)を擡(モタ)げて来る」(出典:雁(1911‐13)〈森鴎外〉八)② しだいに勢力を得て人に知られるようになる。台頭する。[初出の実例]「どうして彼様(あん)な手合が学問といふ方面に頭を擡(モチア)げられるものか」(出典:破戒(1906)〈島崎藤村〉一八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例