精選版 日本国語大辞典 「題」の意味・読み・例文・類語
だい【題】
〘名〙
※伊勢物語(10C前)八二「交野(かたの)を狩りて、あまの川のほとりに至るを題にて、歌よみて」 〔燃藜余筆〕
※宇津保(970‐999頃)吹上下「季英試みのたい給はりて、ひとり船に乗せられて出でたり」
④ 解決を求められていることがら。課題。また、議論などの主眼点。議題。
⑤ 詩や文章を書き記すこと。
※寛斎先生遺稿(1821)一・秋夜「漫興欲レ題還懶レ起、一杯烟酒臥二雲生一」
だい‐・する【題】
[1] 〘他サ変〙 だい・す 〘他サ変〙
① 書きつける。しるす。
※菅家後集(903頃)「和下紀処士題二新泉一之二絶上」
[2] 〘自サ変〙 だい・す 〘自サ変〙 題をつける。題名とする。
※珊瑚集(1913)〈永井荷風訳〉序「題して珊瑚集となしぬ」
だい‐・す【題】
〘自他サ変〙 ⇒だいする(題)
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